2016年05月14日

118:コンパクト・トレーニンググッズ


 さてこれは自転車のタイヤチューブ。
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 技術とは別に、田中光四郎先生に「お若い頃どのような身体作りをされていたのでしょう」とお尋ねし、いくつかいただいたお答えの中に「手拭いを使いました。当時はエキスパンダーとかがありませんでしたから」というのがありまして。
 自転車のチューブでもいいとのこと。
 かつてチューブを使っていた経験(※)からしますと、全く弾性のない手拭いより、力に応じて伸び縮みするチューブの方が、どのくらい頑張っているかが自覚しやすく、我々凡人には向いているように思われます。

 27インチ680円+税。
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 ただしこのまま使いますと、表面に塗布されている防カビ剤でたちどころに手荒れを生じ、ガッサガサのヒビ割れ、流血沙汰となってしまいます。(経験済)

 なので、まずは台所洗剤などで洗い流します。
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 そして20cmほどに切り分け。
 内側にはさらに大量の粉がまぶされており、さながら黒板の下のチョーク置きの如きありさまです。切り終えたらキッチンに持って行き、シンクのフチに叩きつけて粉を落とし、さらにもう一度洗い直します。

 完成。というほどのことでもありませんが、完成。
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 しまっても使っても非常にコンパクトで、どこでもトレーニングの出来るすぐれもの。そしてチューブ1本から10個とれたということは、つまりひとつ74円(税込)。安っ。
 なにより、通常のウェイト器具と異なり、工夫次第で技っぽい動きが出来るのが素晴らしい。
 過去の経験からすると数日過ぎた頃に亀裂が入り、だいたい1〜2週間前後でちぎれます。平日組に配布し、一番先に引きちぎった人が、それ以外の人から一杯おごってもらうということにしました。


※…合気道の故・黒岩洋志雄先生も自転車のチューブを推していらっしゃるのをうかがい、私もこれを使っていた時期があります。ある世代にわりとポピュラーなトレーニング方法だったのかもしれません。というか、今日的なトレーニング・グッズの中でもかなり実用的な部類に属するように思います。
 懐かしい……。
posted by 秋山勇浩 at 19:29| Comment(0) | 稽古 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月07日

116:(木)体術 稽古記録16/05/05 〜働きのある身体〜


 GWはお休み、という予定でしたが、たまたま都合がついたので稽古日にしました。
「来れる人いたらよろしく〜」と平日メンバーのLINEグループで連絡。便利になったものです。
 
 さて、(火)(木)の平日稽古枠では、試みに、ここでひとつの方向性を持つことにしました。
 昨年夏頃から徐々にメンバーが安定してきて、数多い日子流の技を年末年始で一応ひと通り回し、そしてパリ演武のための稽古期間も終えたため、ステップアップのために抜本的な手段をとる最適な時期なのではないかという思いが湧き上がってきたからです。
 大まかに申しますと、「武道的な身体の素地」を作り、「日子流の身体」に変え、「日子流の技」修得の助けとする算段です。

「武道的な身体の素地」とは、例えば「効く身体」「壊れにくい身体」「円滑に動く体」です。
 ひっくるめて「働きのある身体」と言い換えてもよいでしょう。
 これは鍛錬的要素もありますが、同時に「使い方」あるいは「仕組み」の色合いもあり、どちらかといえば後者の方が重要かもしれません。力があった方がよいのは当然のこととして、しかし、ただ筋力をアップし外形的なフォームや手順を整えただけではない感覚的な部分が、人体にはあります。

 よく「(無駄な)力を抜け」というアドバイスを聞きますが、「抜け」と言われて抜けるくらいなら誰も苦労はしません。
 多くの場合、「習熟の度合い」に応じて徐々に無駄がそぎ落とされてくることはあっても、自分の意思で力を抜くことはなかなか出来ないのではないでしょうか?
 当然です。「どうやったら抜けるか」というメソッドが欠落しているからです。

 言ってみればボルダリングで次のホールドを掴みあぐねている人に「落ちるな掴めー!」と叫んでいるようなものです。その人に必要なのは「何をどうしたら次のホールドに届くのか」という技術論であって、根性論などではありません(※)。それこそ「掴め」と言われて掴めるくらいなら、他人に言われるまでもなく自分で掴んでいることでしょう。
 こんな無意味なアドバイスもないものですが、武道においては「力を抜け」などの、「指導」と呼ぶのもどうかと思われる非合理な指導がしばしばまかり通っています。

 そうしたところに、取り組んでみようというわけです。
 重心の落とし方も同様。膝の抜き方もしかり。さらに、軸の立て方や「芯」の通し方…といった「基礎工事」の部分を、集中して行なうことにしました。
 
 先週(木)に最初のそれを試みたところ、みなさん思った以上の変化が現れ、逆にこちらが驚かされました。いい感じですよー。これは楽しみです。
 今月いっぱいは「武道的な身体の素地」をテーマとします。
 もちろん「鍛錬」にはもっと長い期間が必要ですが、「使い方」自体は多分に感覚的な要素がありますので、これでかなり浸透しそうだという確信を得ました。
 様子を見て来月は「日子流の身体」づくりへと移行する予定です。

 筋力と正確なフォーム…だけではない武道の世界にご興味のある方、よろしければぜひご一緒にいかがでしょう。

※…ただし、(ある程度の技術を前提として)こと実際の勝負においては根性論の方が重要であるように思われます。

posted by 秋山勇浩 at 00:08| Comment(0) | 稽古 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月30日

112:早朝稽古


 しばらく体調をくずしていたTさんが稽古に復帰。恵比寿時代からの稽古仲間だということもあり、嬉しい限りです。
「遅れを取り戻したい」とのご相談があり、一緒に早朝稽古を行なうことになりました。
 平日稽古のある(火)(木)に、朝6:30から8:00まで稽古をし、木刀や居合刀、稽古着など重くてかさばるものは道場に置いて身軽に出勤。そして夜の稽古後に回収して帰宅します。
 私も、普段の指導とは別に組太刀などの時間が持てるようになり、(火)(木)の朝が楽しみでなりません。
 出勤前にジムやプールでひと汗流す「意識高い系」とやらを「そんな自分のことが大好きそうな人たちだな」と、やや距離をとった目で見ていたのに、気が付けば似たような生活サイクルになりつつあります。
 もっとも私は意識低い系なのか早朝稽古の日は昼食後に眠くなってしまい、仕事人としては反省することしきりです。体質が合わないためカフェインでごまかすことも出来ず、う〜ん…。ま、そのうち慣れとともに解決することでしょう。

 あと、うちの道場にはシャワーないんですよね。気温が高くなってきたらどうしようかなと。

 濡れタオルとこれ↓の合わせ技で、事足りますかね。
 制汗_R.jpg 
(似たような環境の対策をお持ちの方、いらっしゃいましたらぜひご教示ください)

posted by 秋山勇浩 at 14:59| Comment(0) | 稽古 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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