2016年10月07日

135:当たり前のこと――体重とか実戦とか(1)


 メジャーリーグの中にあって非常な細身に見えますが、イチローの身長・体重・体脂肪は180cm、77〜79kg、5〜6%と、それでも一般人の感覚からすればバケモノに近い体格をしています。

 小中高と野球をやっていた弟が言うには、「日本のプロ野球にいたころはイチロー1人だけ高校球児みたいな体格だった」のだそうです。私は野球にさほど興味ないのでその頃のイチローをよく思い出せないのですが、だとすれば渡米して増やしたことになります。
 あれだけの技術を有しているイチローでも、メジャーの中でやってゆくのにはそれだけの体格が必要だと判断してのことなのでしょう。

 77kgは、ボクシングの階級でいえばライトヘビー級にあたります。
 ヘビー級 → クルーザー級 → ライトヘビー級 …と、上から3番目ですよ、3番目。それも絞りに絞った状態で、です。
 17階級ある中の上から3番目。周りは基本的にヘビー級(=無差別級)。

 無差別級の中にあってふた階級も下の体格が長期にわたってトップレベルで活躍してきたこと自体、異常なことなのですが、それでもこの体格差が、技術でカバーできる限界の、ひとつの目安を示しているように感じます。
 野球よりももっと直接的な接触があるジャンルであれば、答えはおのずから明らかでしょう。
 
 合気道の黒岩洋志雄先生も、日子流の田中光四郎先生も、お痩せになってからの姿しか私は知りません。
 しかし昔の写真や動画で見る限り、お若い頃はやはり一種の怪物といってよい体格をしていらっしゃったようです。
 黒岩洋志雄先生は胸囲が110cmあったといいますし、田中光四郎先生も、どちらかといえば小柄な方なのに、80数kgの充実した体型をされていました。

 お二人ともご病気をしてお痩せになったため、以前にも増して理に適った動きをする必要に迫られる、ということはあるでしょうけれど、それは「理に適ってさえいれば体格的にどれだけ劣っていてもかまわない」ということを意味するわけではないでしょう。
 もしそうであるならば、お若い頃からスリムな姿をしていてもよさそうなものですが、事実はお二人とも圧倒的な体格に鍛え上げていらっしゃいました。

 当たり前ですが、やはり、あればあったほうが有利なのは事実なんですよね…。
posted by 秋山勇浩 at 00:31| Comment(0) | 日記・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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