2016年03月18日

107:(火)小太刀 稽古記録16/03/15 フランス演武準備(2)


 演武の流れを図におこしたものを用意しました。
  IMG_0593_R.JPG
(左:第一案、右:第二案)

・組太刀2本:小太刀 対 大刀
・護身技2本:対後ろ捕り、対短刀
・目録技2本:対短刀、対棍
・宗師演武:四方のさばき(短刀、短刀、短刀、大刀)

 昨年の靖国神社奉納演武が約30分であるのに対し、今回の持ち時間はわずか数分。その間にこれだけのものを行います。
 たんに悠然と歩いていたものをサササッとするだけでなく、出ハケの位置や武器の持ち替え・受け渡しなど無駄を極力そぎ落さなくては到底時間内におさまりません。
 なおかつバタバタなどせずスムーズ・スマートにゆきたいものです。
 だいたいのイメージではなく、手順を詳細に書き出すことで問題をあぶり出し、ひとつひとつ潰しておく必要があります。

 実際に予行してほぼほぼ上手く回ることを確認済の第一案は、われながらかなり整然として「和」のテイストもあるものと思っていたのですが、しかし提出して即却下。
 祭りといっても祭事でなくフェスティバルですので、そのあたりの空気に合わせる必要があったのでしょう。

「チンドン屋ですから」

 田中光四郎先生はよく、この種のパフォーマンスについてそうおっしゃいます。
 だから適当でいい、ということではなく、チンドン屋をやるときはチンドン屋として求められる最善・最高のものを用意せねば。
 ―― そういうところも先生の在り方のひとつなのかな、と思います。

 ガラッと変わった第二案(予行済)、通るかなぁ……通らないと(残りの日数的に)困るな。

 
 さて稽古は、演目中心で以下の通り。

・揺身歩(基礎鍛錬)

・受身(ウォームアップ&ケガ防止)

・棍 :機前
 ………棍のスウィングの受けにあたり、膝を落とすこと、一足踏み込むこと、押さえ方。肘・膝のコントロール。

・短刀:大浦落とし、
 ………短刀の突きに対し、同じく膝を落とし一足踏み込むこと、腰を切ること。弓張りに制したところからの脳天逆落としにつられて自らが崩れることのない、踏み込み位置の確認。

・短刀:肩底張り
 ………下から攻めることを特徴とする日子流のなかでもひときわ低く入ること。

・護身:後ろ掴み(三)
 ………脇を抜ける際にスキ間を作らぬこと。


 昨年夏頃(?)からお越しの美容師岩田さん、特訓にお付き合いいただいているうち特定の技が急激に伸びてきました。
 ひとつ取っ掛かりが出来ると、他の技法に生きてきますので、これからが楽しみです。

posted by 秋山勇浩 at 22:17| Comment(4) | 稽古 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは

「チンドン屋ですから」
そうおっしゃる先生のお声が、お顔が、
そして道場に漂う空気までが、
この一言からフラッシュバックしました。
私の場合、どうしても恵比寿の道場に
なってしまうんですけどね。

私が道場に通っていた頃、
ある日、ある時、気づきがやってくることが
何度かありました。
それは出社前に着替えをしている時だったり、
浴室でシャワーを浴びている時だったり。
その時の嬉しさは今も忘れません。
当たり前のことですが、
稽古の積み重ねがすべてなんですね。

フランス演武、成功を祈念しています。
ってか、100%うまくいくでしょう!
小太刀の持つ美しい世界観、
練り上げられた体術の技、
そしてあのすばらしい受け身を、
フランス人に見せつけてきてください。
Posted by TETSUO ISHII at 2016年03月19日 09:34
TETSUO ISHII様
お返事遅くなりまして。
壮行のお言葉ありがとうございます。

無事に帰ってまいりました。
近いうちにアップいたします。
Posted by 秋山 勇浩(筆者) at 2016年04月03日 19:12
こんにちは。

過日秋山様からわたくしのブログにお寄せいただいたコメントを7日付の記事本文に一部転載させていただきました。
事後ではございますがご了承賜りますようお願いいたします。

だいぶ暖かくなってきましたが、重ねてご自愛ください。

    角田 稔
Posted by 角田 稔 at 2016年04月07日 17:46
角田先生、

拝読いたしました。
私のごとき若輩者の文を引き合いに出していただき身に余ることで恐縮です。
Posted by 秋山 勇浩(筆者) at 2016年04月12日 00:26
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