2015年04月29日

042:小太刀で試し斬りをしてみよう(2)

 日付は前回『小太刀で試し斬りをしてみよう(1)』のまま3/28(土)です。
 
 IMG_2765_R.JPG
 なんだかさっぱり斬れません。巻き藁ってこんなに堅いものだったかな…
 イライラしますが、冷静に原因をさぐってみましょう。こういうときはまず要素を切り分けることです。
 
 <考えられる要因>
 (1)小太刀・拵え
 (2)小太刀・刃
 (3)腕前
 (4)試斬台
 (5)その他
 ──だいたいこんなところでしょうか。
 
 (1)小太刀・拵え
 …は、まあ大丈夫でしょう。斬れたときより斬りそこなったときの方が、反作用が大きいはずです。が、それにも関わらずビクともしていません。ということは充分な強度があるとみてよさそうです。
 →なので除外。

 (2)小太刀・刃
 …とりあえず、包丁用の適当な砥石で簡単に刃をタッチアップしてみます。
 →結果変わらず。研ぎの腕前が悪い可能性が残りますが、それはそれとして。除外。

 (3)腕前
 …大刀と小太刀とでは斬り方が全然違います。大刀の場合、巻藁程度なら刀の自重で、極端に言えば手首でチョイと振ってやれば斬れてしまうのですが、小太刀は軽いためそうは行きません。刀身をわが身の近くから離さず、腰を沈めることで重さを乗せてやらなければ斬れない…と、田中光四郎先生はおっしゃってました。
 先生の昔のお弟子さんで抜刀術の専門家になられた方でさえも、いざやってみると小太刀での試斬は苦労されたと聞きます。
 もし大刀で斬れるなら、単純にまだ小太刀の身ごなしが出来ていないということになります。というわけで試しに大刀で試斬。
 →斬れはするけれど、あれ?やけに斬りにくい?大刀でこんなに難しいワケはないので、(4)か(5)の可能性が…。

 (4)試斬台
 IMG_2758_R.JPG
 …不安定だし、しなるしな〜。ダンベルをくくってはありますがまだ不安定で、ともすると引っくり返りそうになります。しなるのはどうにもなりませんが、箱買いした炭酸水を乗せて、せめて重しを増やしてみましょう。
 IMG_2738_R.JPG
 →台がマシになったら、なんとか斬れたりするようにはなってきました。

 (5)その他
 …は、わからないので、とりあえず保留。
 
 そうしましたら斬れるまで稽古するだけです。
 斬れたり斬れなかったりを繰り返しながら、どうにか半畳巻ならだいたい斬れるようになってきました。

 IMG_2766_R.JPG
 IMG_2768_R.JPG
 (とはいえ斬り口が汚くて気持ちが凹みます。)

 ちなみに巻き藁が中空になっているのは、こうやって巻いているから。
 IMG_2769_R.JPG
     ↓
    スポッ
     ↓
 IMG_2770_R.JPG  
 市販の試斬台と違い、巻き藁を刺す芯棒が尖っていないので、こうしないと刺さらないのです。
 しかし、この中空構造がクッションに働くのか、打ち込んだ瞬間に妙な手応えがあります。
 空洞部が〇→0みたいに変形しているような……まぁ仕方ないですね。変形を上回る速度で斬りつけることを目指しましょう。
 
 しばらく繰り返せば身につきそうな気がします。

 「ェイッッ────(ゴツッ)ああっ!?」
 網戸1_R.JPG
 網戸3_R.JPG
 スピード重視で振ったら網戸のアルミ枠に斬りつけてしまいました。
 刃こぼれは………してない。ほっ。
 そしてこういう稽古は集中力が擦り切れて雑になってくると事故につながります。やめやめ。だいたい見通しが立ったところでおしまい。
 これからどんどん経験を積めばギリギリ4/11(土)の審査に間に合うでしょう。
 
 しかしこの後、意外なオチが。
 続く。

ラベル:剣術 道具 雑記
posted by 秋山勇浩 at 13:20| Comment(0) | 剣術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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