2018年05月18日

158:稽古予定追記


要望により、新宿スポーツセンターでの稽古会は、しばらく第2部道場で小太刀を中心に行います。

体術の体験ご希望などありましたら、こちらからメールで、またはFacebookを「秋山勇浩」で検索してお問合せ下さい。


(組太刀演武より)
posted by 秋山勇浩 at 20:31| Comment(0) | 稽古会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月01日

157: 5月の稽古予定

豊洲西小_R.JPG
(豊洲西小学校外観)

<江東支部>(豊洲西小学校 体育館)
 5/ 5(土) お休み
 5/12(土) 15:30〜17:30
 5/19(土) 15:30〜17:30
 5/26(土) 15:30〜17:30
※月額制(後記)

<新宿稽古会>(新宿スポーツセンター 第一部道場)
 5/ 7(月) 19:00〜21:00
 5/14(月) 19:00〜21:00
 5/21(月) 19:00〜21:00
 5/28(月) お休み(休館日のため)
※1回稽古制、各2,000円(本部会員、江東支部会員は無料、学生応相談)

※見学・体験稽古や初心者は、動きやすい服装であれば何でも結構です。


<日子流体術 江東支部ご案内>
・稽古場所:豊洲西小学校体育館
 (江東区 豊洲 5-1-35 メトロ有楽町線「豊洲駅」6b出口より徒歩5〜6分)
・稽古日時:毎週土曜 15:30〜17:30
 (会場利用枠15:00〜18:00)
・月 会 費:大人5,000円、学生4,000円、中学生以下3,000円
 (見学・体験無料、また本部会員も無料です。また当方都合により稽古日が月4回を欠く場合は減額致します。)
・お問合せ:こちらからメールで、またはFacebookを「秋山勇浩」で検索してメッセージ送信してください。
 (スマホのクセか、受信が丸1日遅れることもあります。Facebookの方が確実かもしれません。)
posted by 秋山勇浩 at 01:51| Comment(0) | 稽古日程 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月21日

156:短刀のサバキ・膝のこと


つい先日のNHKニュースに次のような一文がありました。
「JAFによりますと、時速60キロで走行中、くしゃみを1回する間に計算上はおよそ8メートル進んでしまうということで、この際に進行方向や運転操作を誤ることなどが、事故の原因になる」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180301/k10011347801000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_022

時速60キロ=分速1キロ=秒速16.67メートルですので、くしゃみ1回8メートルというのは、逆算すると約0.5秒ほどと想定しているようですね。
「へくしッ」だとそれくらいかもしれませんが、「ふぁ…っくしょん!」だと余裕で1秒くらいはかかりそうです。そうすると16〜17メートル。恐ろしい距離です。

これに対して人の拳というのは字面の上では意外なほど遅く、ボクサーのパンチでも時速30kmほどだそうです。
ドライバーの感覚だとかったるいくらいの安全運転のようですが、しかしそれでも秒速8メートル強もあります。
ジャブならその移動距離は肘肩の屈伸と腰や胸の返しと踏み込みの合計でせいぜい数十センチほどですから、基点から目標まで0.1秒を軽く下回るタイムで到達することになります。
まあ確実に人の生理的な反応の限界を超えており(※)、見て避けられるものではありません。だからボクサーはしきりに上体を振って的を散らすことで被弾率を下げるのでしょう。

短刀を手にした暴漢がそこまで訓練された身ごなしをしていたらもう考えたくもない脅威ですが、ちなみに素人とボクサーとでパンチの速度には倍近い開きがあるようで、したがってパンチの専門家でない人間の持つ短刀は、おそらくは時速20キロほどを想定していれば、相当程度までさばけるのではないでしょうか。
あくまで当て推量ですが。

といっても、仮に時速20キロだとしても秒速なら5メートル強。数十センチの距離ならばやはり0.1秒強で到達してしまいます。
ここでJAFも冒頭で言っているように「この際に進行方向や運転操作を誤る」ことなどが「事故」につながるのですから、「この際」すなわち「0.1秒強」の間の挙動の適・不適が明暗を分かつと考えてよいでしょう。

田中光四郎先生は稽古中しきりに「歩くな!」と注意をされます。
セットで飛んでくるのが「膝を落とせ!」というお叱り。
日子流は膝の落としがキモであり大前提であり、中でも短刀のサバキはそれがよりシビアに求められます。

なぜなのか。

片膝を落とせばその瞬間に腰がきれ始める。正面から見て身体の中心が移動する。――全ての技は、その初動の上に成り立っております。
一方、股関節から始動する通常の歩行では腰の変化が非常に小さく、中心の移動は、カカトの着地→ツマサキの着地……が完了したさらに後になります。時間でいえばほんの少しの差でしかありませんが、そのわずかな時間に短刀が深刻なほどの距離を突き進んでくることは上に述べた通りです。
もちろん、膝を落としたからといって成功が約束されるわけではありません。しかし落とさず歩けば、その刹那に数十センチの確実なロスが生じてしまうのです。
その差が大きいのだ……とは従前から思ってはいましたが、ふとした記事からこうして計算しなおしてみると、あらためて教えの重要さを痛感させられます。

ふだんとてつもなく優しい田中先生がこのときばかりは厳しくお叱りになるのは、その数十センチのロスというリスクが教え子の身にふりかからぬようにという、これもやはり優しさなのだと私は考えています。

短刀.JPG
(上段:一般的な稽古用のゴム製ナイフ。下段:日子流の稽古で用いられる短刀。もちろん刃はついていませんが、新宿スポーツセンターの利用ルール上、第1武道場(畳)では使えません。周囲への安全配慮のため上段のゴム製ナイフを用いて稽古しております。)


日本陸上競技連盟競技規則 ― 第3部 トラック競技 ― 第162条 スタート ― 6.不正スタート……において、反応時間0.100秒未満が不正スタート(いわゆるフライング)とされている事実は、たとえトップアスリートであれそんな速度で反応出来る人類はいない、ということのひとつの証左でしょう。
「だから″読み″が大切なのだ」という意見は大いに賛成ですが、読めても動きが遅ければ意味はありません。したがって読めても読めなくても、とりあえず膝だけは反射的に落ちるよう訓練しておくべきだと考えられます。
少なくとも武器に対しては。


posted by 秋山勇浩 at 18:17| Comment(0) | 稽古 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする